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西東京市の多様性

多様性は英語でdiversity (ダイバーシティ)と訳します。少し前に小池百合子都知事が3つのシティとして、スマートシティ、セーフシティと共に掲げていることでも話題になった言葉ですね。小池都知事はキャッチーな言葉を使うのがお上手だなとつくづく感心します。西東京市にある谷戸校の塾生は首長の方針に違わず、様々なニーズやバックグラウンドをお持ちの方が多いです。実は清瀬校にいた頃にはあまり感じたことのない感覚です。これには東京都下で5番目に多い人口を誇る西東京市の立地や市民性が関係しているのかもしれません。偏差値70越えの学業優秀な生徒さんがいる一方、中3まで殆ど勉強をしてこなかったような生徒さんが助けを求めて入塾してきたりします。帰国子女もいれば、スカウトされて芸能活動をしている人もいれば、とある分野で世界一を獲った生徒さんも。我々が入塾生を選別することは致しませんので、自然とこのような多様性が生まれてきたわけです。

多様性を認めること

このような多様化はそれを認める風土が無ければ育まれません。一部の大人たちはいとも簡単に子供たちの様々な可能性を摘み、自らの一義的な価値観を正として強要しようとします。このような大人に育てられた子供たちが大人になると、同様の価値観、一義的な見方でしか物を見ることができなくなることは容易に想像できます。このロジックでいえば、この「一部の大人たち」自身もそのような教育を強要されてきた憐れな被害者であり、ここに負の連鎖が生じます。最近でいえば、このハゲー!!の元国会議員。学業面では優秀であったようですから、多様性の意味を頭では理解していたでしょう。しかし、心では理解しておらず、周りにそれを嗜める大人もいなかった。そのため、人の多様性を認めることに難があり、結果的には周りに自分の価値観を認めてもらえなくなった。これは至極当然の因果であったわけですが、何だか悲しい末路です。残念なことに塾や学校関係者にも、この負の連鎖を律儀に守る方々が存続していることを漏れ聞きます。この多様性。国語の論説文や都立自校作成校の推薦入試では、生物多様性や比較文化論として頻出テーマです。それにも関わらず、それを解説する立場の御仁が理解できていない(実践できていない)となると目も当てられません。・・・と、まぁこのような負の連鎖を断ち切ることも我々の大切なミッションだと考えています。人の価値を1つに決めず、バイアスを極力排除し、ひとりひとりの目標実現を共に追求し続けてきた結果がこの教室にはあります。

多様性を理解することは人生を豊かにすること

昨今ではAIの台頭で職を失うといった実しやかな話題が飛び交います。そもそもなぜall or nothing でものを語りたがるのかという疑問はさておき、いずれにせよ私は待望論者です。とことん使い倒してやろうと画策しています。生徒諸君におかれましては、この潮流を先の未来と呑気にしていてはいけません。都立戸山高校の昨年度の推薦入試の集団討論テーマは正にAIについてでした(ご参考:平成29年度都立戸山高校推薦入試集団討論テーマ)。よって、このテーマは今年度も出題される可能性が大いにありますので、最低限の知識と自身の考えを持っておきましょう。塾生の皆さんへは集団討論対策授業にて、お話しますのでお楽しみに。

 

さて、AIの潮流は教育分野にも訪れることは間違いありませんが、こと教育分野で淘汰されていくのは偏差値偏重の詰め込み型の塾や学校の教師たちからになりそうです。いわゆる優秀な生徒さんへ受験知識を詰め込むだけのやり取りは、非常にシンプルなロジックですからAIとの親和性が高いです。つまり、ひとりひとりに対して異なったアプローチで動機づけやコーチングをすることのできない教育現場や教育者からAIに代わっていくということです。既存知識の吐き出しだけならば、機械の方が既に遥かに正確ですからね。「ここの生徒は全員優秀だから教科書通りのことだけをやる。他のことをやると受験に必要ではないとクレームが来る。○○○○○よ。」とは、都立トップ校のとある先生の言葉です。多少謙遜まじりの言葉であったとはいえ、詰め込み型の塾のやり方と代わり映えしないなと感じたことを覚えています。古くから我々は、単調なことを「機械的」と言い換えて使用してきました。対義語である多様なことを「人間味がある」とも言い換えてきました。AIが普及しようとも何も難しいことはありませんし、恐れることもありません。先人の言葉が答えを教えてくれているのですから。多様性を認めること=人間味のある生き方をしていくことで、人生はきっと豊かになります。そのための勉強を一緒にやっていきましょう。

 

追伸

上記に関連して、IT&教育研究者の間ではAI時代を生き抜く4つスキルを提唱しています。これはまた別の機会にご紹介したいと思います。

 

谷戸校(田無、ひばりが丘)より

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