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子どものやる気を引き出す宿題確認の会話のコツ

寒い日が続きますね。2月並みの気温の低さということで、春らしさもどこかへ行ってしまいましたが、自習室は自習の生徒、欠席補習の生徒、4月生の進度補習の生徒でにぎわっています。新中学2年生、新中学3年生は春休みの宿題が終わった生徒も増えてきましたが、まだ終わっていない方も多いと思います。今回の記事はそんなときの宿題確認の会話のコツについてまとめました。

「宿題は終わったの?」がNGな理由

長期休暇の終わり際や定期試験前になるとお子様が宿題をきちんと終えているか気になるのが親心だと思います。そんな時に「宿題は終わったの?」と聞いてしまいがちですね。

「宿題は終ったの?」→「国語は終ったよ」→「数学はどうなの?」→「まだ終ってない…」といった会話から親子喧嘩を始めてしまったことがある方は多いと思います。喧嘩の後にお子様は勉強する気持ちにはなりません。この会話の失敗のポイントは「国語は終ったのに褒めてもらえない」という点にあります。お子様にやる気をだしてもらうにはほめることが大切ですので、このような会話は避けたいところです。

終えた宿題を具体的にほめる

では、どのような会話が望ましいのでしょうか。宿題の提出に弱点がある生徒には「どの宿題が終わった?」という声かけからスタートします。代表的な会話例は「国語は終わりました」→「素晴らしい!あとは何がある?」→「英語と数学があります」→「国語が終わったのなら、あと少しだね」といった感じです。ポイントは、「国語が終わったことをほめること」「他もできそうだと思ってもらうこと」の2点です。一つ終えたことへの自信を、他の宿題に取り組むやる気につなげていくことが大切です。

最初の一つがポイント

宿題の提出が苦手な生徒の場合、最初の取り掛かりが最大の壁です。「どの宿題が終わった?」→「何も終わってない」ということもよくあると思います。ここで「どうして何も終わっていないんだ!」と言ってしまうと親子喧嘩が始まってしまいますね。

まだ宿題に何も手をつけていない生徒には「一番簡単に終わりそうなものは何かな?」と声かけをします。一番簡単なものが終わったならば、「一つ終わったなら、他のものもできるよ」と、そこからほめていくことができます。「できるかも」とお子様のやる気を少しでも引き出すことができれば、どんどんと勉強はすすんでいきます。

何から手を付けるべきかわからない生徒には、宿題の種類を確認して、一番簡単に終わりそうなものから取り組むように指示を出します。そうすることで何を最初にやればいいのかがはっきりして、宿題に取り組むやる気を引き出すことができます。

おわりに

学校の宿題は、きちんと始めることができれば終わらせられるレベルに設定されていますから、手を付けさえすれば終わらせられます。お子様に、やる気を出して宿題に取り組んでもらうために参考にしていただければ幸いです。

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