本稿では、進学相談会に参加する前に考えていただきたいポイントをお伝えします。過去ブログ「わが子に合った学校選び 合同説明会参加のポイント3点」と併せてお読みください。

高校を知ってもらう

進学相談会に参加する前に意識するべきなのが、そもそも進学相談会には「高校を知りに行く」ということです。当然のことなのですが、中学生は高校に通ったことがありません。「明日は誕生日だから、あなたの一番好きな食べ物を準備するよ。何が一番好き？」と聞いて答えられない中学生はいないでしょう。しかし、サッカーに興味がない子どもに「一番好きなサッカー選手は？」と聞いても答えられません。

同様に、一度も通ったことがない高校について「あなたが三年間過ごす学校だから、一番好きな高校に通って欲しい。どこの高校が一番好き？」と聞いても答えられるはずがないのです。まず「高校は、知らなければ選びようがない」という点を保護者様が意識していくことが大切です。

何を一番重視するのか

「一番好きな高校」を選ぶためには、複数の高校を比較することが大切です。しかし、中学生に「何を重視して高校選びをしたい？」と聞いても答えられないケースも多くあります。そんなときは「近いこと？」「少し離れた学校に通学したい？」「多摩地域がいい？それとも都心の学校がいい？」「進学実績を重視する？」「自分の好きな部活動があること？」「制服がかわいいことが大切？」など、様々な要素に分解してみることがポイントです。自分にとって重視するべきことが何なのかを自覚したうえで進学相談会に参加することで、自分が好きな高校の探し方がわかってきます。

おわりに

以上、進学相談会に参加する前に参加する前のポイント2点でした。4月24日（日）に当塾も運営塾として参加する、東京私塾協同組合北支部主催の「東京北地域進学フェア 2022春」が開催されます。入場のための無料電子チケットの予約は4月10日（日）より始まります。詳細は東京私塾協同組合北支部HPの特設ページよりご確認いただけます。よろしければご参加ください。