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ねぎは万能

気温も段々下がっていき、鍋がおいしい季節になってきました。スーパーなどの売り場を見ていると様々な鍋の素が売っています。定番の寄せ鍋、変わり種のトマト鍋、レモン鍋など売り場に行くと見ていて飽きないです。

さて、みなさんは鍋の中に何を入れますか。肉・豆腐・ねぎ類・キノコ類・葉物野菜・春菊・〆のうどんなどそれぞれこだわりはあると思います。今回はその中でもねぎについてお話していきます。

各地方で使われているねぎが異なる

以前、東日本と西日本の違いをブログ内で書きましたがねぎも当てはまります。

白ねぎと青ねぎ

実は東日本では「白ねぎ」西日本では「青ねぎ」が一般的です。境界線はどこにあり、なぜこのようになっていったのでしょう。ねぎの原産地はもともと中国の西部と考えられていて、寒冷な気候では「太ねぎ」、温暖な気候では「葉ねぎ」が栽培されていた。それが奈良時代の日本に伝来し、寒冷な北日本に「太ねぎ」が「白ねぎ」に温暖な西日本に「葉ねぎ」が「青ねぎ」として広がったとされています。

白ねぎと青ねぎの分布

ねぎの食べる箇所

さて本題に入ります。さて関東で鍋料理に入れる「白ねぎ」ですが青い部分を食べますか。それとも食べすに捨てますか。私は青い部分も白い部分も全て食べます。

結論から言うと捨てる部分はありません。青い部分、白い部分は見た目の色は違いますがどちらもねぎの葉っぱです。白い部分は地面に埋まっていることで、日光が当たらないため色が変化しません。一方地表に出ている部分は日光に当たるため青くなります。

「白い部分」「青い部分」栄養素

白い部分は「単色野菜」に、青い部分はβカロテン量が多いため「緑黄色野菜」に分類されます。ちなみに青い部分はβカロテンだけでなく、カルシウム、カリウム、ビタミンCなども白い部分よりも多く含まれているので全体的に栄養価が高くなっています。また免疫力を高めるフルクタン、ビタミンB1の吸収を高めるアリシン、強い殺菌効果や解熱作用を持っているネギオールなども入っています。

調理方法

白い部分は、焼く・煮るなどで甘みを出して食べ、青い部分は少し硬く、繊維が残りやすいので薬味に使うのが良いと思います。また青い部分は肉類を煮込む際の臭み消しにもなります。

これから冬になり免疫力を高めないといけないシーズンになってくるので暖かい鍋に大量にねぎを入れて免疫力を高めて風邪をひかないようしましょう。

人間には栄養価の高いねぎですが、犬・猫に与えると中毒症状が出てしまいます。猫が好んで食べる猫草と間違えないようにしましょう。

猫と猫草

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