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私立高校の探し方

私立高校の探し方

GW中いかがお過ごしでしょうか。自称清瀬市、東久留米市で一番高校入試情報に詳しい塾長の佐々木です。レジャーも良いですがご家族の時間が取りやすいGWだからこそ、入試のことを考えていただきたいと思って本稿を書いています。昨日更新の「都立高校の探し方」と合わせてご覧ください。

はじめに

東京の私立高校は233校あり、神奈川、埼玉、千葉への越境通学を考慮するともっと多くなりますね。たくさんの学校からお子様が通う学校を決める必要がありますが「こんなにあったらどうやって探せば良いのかもわからない」というのが正直なところだと思いますので、そういった方に向けて本稿を書いています。

なお「私立高校【選び】のポイント」ではありません。多くの情報を集めた上で、最終的に受験する学校を決断するのは、お子様本人と保護者様です。また。お子様の受験校を決断するにあたって無責任にアドバイスすることはできません。ご決断の際にはお子様に実際に接している塾の先生にアドバイスを求めるのが良いです。普通の塾であれば、お子様とお住まいの地域に合わせた学校のアドバイスができるはずです。もし、清瀬市・東久留米市にお住まいで「今通ってる塾の面談では入試情報とか全然教えてくれないんだけど」という方がいらっしゃいましたら、無料の学習相談も行っておりますので 公式LINE にご登録の上お問い合わせください。

ポイント1:立地

はじめに重視してほしいのは、自宅から学校への通学時間です。ドアツードアで1時間以内を目安に探しはじめることをおすすめします。

調べるときには Google Maps が便利です。スマートフォンで位置情報を有効にして、「ここから○○高校」と検索してください。Google Maps をお勧めする理由は自転車での通学時間も簡単に調べられるからです。高校生は自転車通学も多いので便利です。

私立高校を第一志望にする場合は、部活動を重視して学校選びをする方も多いと思います。部活動などの課外活動を重視して学校選びをするならば、通学時間は短ければ短いほど良いです。例えば、通学時間1時間30分、朝練開始7時30分、6時の電車に乗るには何時に起床すればよいかを考えれば、とても現実的ではないことをお子様にわかってもらいましょう。

ポイント2:進学実績・就職実績

充実した高校生活も大事ですが、卒業後の進路について考えるのも高校探しの重要なポイントです。私立高校のHPには「進学実績」ページがあります。どのような大学に進学しているのか、もっとも多く進学している大学ランクはどのあたりなのか確認しましょう。公開されているならば、複数年度を確認して平均値がどのくらいなのかを確認するのもポイントです。

ポイント3:授業料

2024年度から、いわゆる授業料無償化の所得制限が撤廃されました。私立高校の場合、授業料の平均額484,000円を上限に授業料軽減助成金と就学支援金による助成があります。しかしながら、授業料以外の納入金、例えば入学金、施設費、制服、備品費、修学旅行積立金がどのくらいの金額になるのかは学校ごとに大きく異なります。授業料を含めた私立高校の初年度納入金は最高額は1,932,300円、最低額は752,000円です。(出展:都教委HP) 学校探しの際には候補の学校の納入金を確認しましょう。

ポイント4:男子校・女子校

都立高校はすべての学校が共学です。それに対して、私立校の中には建学の精神をふまえて男女別学の学校もあります。別学の学校がお子様の性格に合うかどうかは個人差が大きいですが、はじめから候補に入れないのはもったいないです。通学圏内にある学校については調べてみることをお勧めします。

ポイント5:大学附属校

私立高校の中には大学附属の学校があります。高校入試で頑張って系列の大学に推薦で進学するというのはよく聞く話です。学校調べの段階で留意してほしいのは「系列大学への進学率」「系列大学への進学基準」の2点です。系列大学への進学率は99%の学校もあれば1%以下の高校もあります。系列大学への進学を重視する場合には、大学に設置されている学部や将来希望する企業への就職状況を大学のHPで調べなければいけない点に留意してください。例えば医療系の職業を志しているのに早稲田大学系列の高校を受験するのは本末転倒です。

系列大学への進学基準は学校によって様々です。既定の試験での得点や在学中の学校成績が基準を満たしていない場合には推薦がうけられないケースもありますので、その点についても調べておく必要があります。

おわりに

以上を踏まえて、私立高校を第一志望にするならば、夏休みの学校見学会や秋の文化祭に参加してみましょう。「うちの子全然受験生っぽくならないんです」というお悩みをよくいただきますが、中学生はそもそも高校を知らないので高校受験のことをリアルに考えられません。まずは実際に高校に行ってみて、そこから通いたいと思える学校を選んでいきましょう。

都立高校が第一志望で、私立高校はあくまでも併願高校として受験する場合には夏休みの時期は都立高校の見学を優先することをおすすめします。都立高校の見学会の方が開催回数が少ないからです。併願私立高校の見学は中学3年生の9月~10月に行えば十分です。

当塾では 教室ブログにて 「2025年度 都立高校説明会まとめ」を毎週更新しています。XInstagram にて更新情報をお知らせしていますので、興味がある方はフォローしてご利用ください。

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