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6.172022
新宿高校の説明会に参加してきました
こんにちは!塾長の佐々木です。6月16日に開催された、都立新宿高校の学習塾対象説明会に参加してきました。予報では28度以上になるとのことでしたが、思ったよりも涼しかったです。
新宿高校ってどこにあるの?
JR線「新宿」駅の南口・東南口・甲州街道改札から徒歩4分。清瀬駅からは東京メトロ副都心線「新宿三丁目」駅が便利です。新宿三丁目駅から徒歩2分ですから、清瀬駅からは約50分で通学できます。乗車時間は長めですが、元町・中華街行きに乗れば乗り換えなしで到着します。池袋で山手線に乗り換える必要があったころに比べて、だいぶ通学しやすくなりました。
令和4年度の推薦入試はどうだった?
新宿高校の推薦入試では32名の定員に209名が応募したため、応募倍率は6.66倍でした。過去五年間で最高の倍率で、高い人気がうかがえます。新宿高校の推薦入試は内申点の受検者平均が約42で、オール5でも不合格者が出るハイレベルな戦いです。内申が良いのは当然で、個人面接と小論文でどれだけ高得点をとれるかの対策に合否がかかってきます。
小論文(新宿高校・自校作成入試問題のページ)の問題形式は例年と同じく大問1が社会分野、大問2が理科分野の内容でした。形式はここ数年同じですので過去問の演習が対策として有効です。正解しなければならない問題と、合否を分ける問題は比較的わかりやすいと思いますから、得点するべき問題をどれだけ素早く片づけられるかが重要です。
今年度の問題文にある、「あなたが日本における科学・政治・経済いずれかの分野のリーダーであると仮定して,その中の1つの立場から取り得る具体的な対応策を作る」「対応策は基本的人権に留意し,現行法制下で対応可能なものとする。」という部分に新宿高校のメッセージを感じますね。
個人面接については「なぜ新宿高校が良いのか」「新宿高校で何がしたいのか」「新宿高校を卒業した後に何をしたいのか」をきちんと話せるようにしてほしいとのことでした。
令和4年度の一般入試はどうだった?
報告会では一般入試の受検者平均内申点と学力検査平均点も発表されました。受検者平均内申は換算内申で57とのことでした。単純に9科目のイメージにすると、英数国理社オール5、実技科目オール4が換算内申57になります。
令和4年度の学力検査の平均点は国語47.3点、数学48.1点、英語55.6点、社会69.0点、理科83.2点、5科合計で303.2点とのことでした。換算内申と学力検査の平均点を100点満点に換算すると686.6点です。換算時に小数点以下が出ますが、受験者平均点はこの辺りと予想できます。令和4年度の受験倍率は2.11倍でしたから、受験者平均点では当然不合格です。
合格のための対策は?
最後に、新宿高校合格のための対策をまとめておきます。
推薦入試については、5科オール5をきちんととったうえで実技科目でも5が2つ以上はほしいところです。まもなく一学期末テストですが、実技科目の成績をアップするチャンスは期末テストだけですから、しっかりと取り組んでください。
小論文は過去問演習が有効ですが、大問1において、令和4年度が「消費者物価指数」と「平均賃金」令和3年度が「メンバーシップ型雇用」と「ジョブ型雇用」と中学生には馴染みがないであろう2つの事項の関係について考えさせる問題が続いています。一般の新聞を読めるくらいの読解力と知識量があると合格はぐっと近づくでしょう。
個人面接については自分自身の将来のことを論理的に考え、自分の言葉で発言できることが重視されていますから、当塾のように推薦入試対策がきちんとできる塾にご相談ください。(宣伝度120%)
学力検査においては、倍率2倍前後の厳しい戦いが今後も続くと思います。当日配布された、令和4年度科目ごとの得点分布から考えると、令和4年度の過去問で国語60点、数学60点、英語70点、理科95点、社会85点を目標に勉強してほしいと思います。
自校作成問題の対策については、自校作成問題説明会で配布されるであろう、「学習のポイント」を参考にしてください。私は中3国語担当ですが、日々の授業で心がけている点と共通している部分を引用しておきます。「普段から多種多様な文章に触れておき同音異義語の使い分けなど、幅広い語彙力を身につけてほしい。」「間違っている選択肢には必ず本文には書かれていない内容が含まれているはずである。」「吟味する際に選択肢のどこがどのように本文と違うのか、よく照らし合わせて検討する習慣を身につけておこう。」とのことです。
新宿高校志望の方で学習相談ご希望の場合には当塾お問い合わせページよりお問い合わせください。