令和6年度(2024年度)都立高校一般入試解答・平均点予想

本日は令和6年度都立高校一般入試でした。若干の雨模様でしたが大きな交通トラブルも無かったようで何よりです。

清瀬市から通学圏の学校で定員割れとなったのは田柄、光丘、大山の3校です。東久留米総合も受験倍率が低いので全員合格となるかもしれません。男女共通定員制の実施により男女どちらかだけ定員割れという事態が無くなりましたので、東京都全体での定員割れになった学校数は減っています。

受験倍率・模範解答はこちら

令和6年度都立高校一般入試受験状況（東京都教育委員会HP）

令和6年度都立高等学校入学者選抜　学力検査問題及び正答表（東京都教育委員会HP）

模範解答（進学研究会/Vもぎ）

模範解答（新教育/Wもぎ）

平均点予想を見る前に

さて、毎年受験生にお伝えしているので今年は手短に。以下の3点を心がけてください。

1.今日という日には保護者の支援があってこそ辿り着けたのです。保護者からの支援や応援に感謝を伝えてください。

2.合格発表までには、息抜きやストレス解消をすることで気持ちをリフレッシュしましょう。

3.不合格の場合もきちんと報告することが大切です。結果にかかわらず、家族や友人と共有することで次の機会に向けての支援やアドバイスが得られます。

令和6年度　都立高校一般入試「予想」平均点

おことわり：以下の内容は当塾の生徒達の自己採点結果を元にした予想平均点です。東京都教育委員会による発表は例年6月に行われます。あくまでも参考としてご覧ください。

国語 82点

（令和5年度80.8点令和4年度68.8点令和3年度72.5点令和2年度81.1点）
大問1と2の漢字は易しめ。「挿した：さした」「据えて：すえて」の読みが若干難しいかと思います。当塾で使用している漢字リストに無い問題は「挿した」の読み「売店」「桜」の書きの3問でした。9割の生徒が満点です。

大問5は文法系の問題が1問に戻り、歴史的仮名遣いの問題がなくなったことで若干難化かと思います。当塾では作文以外満点の生徒が過去最高の割合になりましたので、今年も80点代の平均点になると予想します。

数学　65点

（令和5年度57.6点令和4年度59.0点令和3年度53.3点令和2年度61.1点）
昨年度より易化したものと思われます。大問1で箱ひげ図は予想通り出題されましたが、選択式で文章読解する形式でした。作図も易しかったですね。大問2の問1は四角形AEDCを四角形AEDBと誤読した受験生が一定数存在すると思われます。（友人が間違っていたとの声が複数寄せられました。）大問3は平年並みでしょう。大問4問2②と大問5問2が平年に比べて大幅に易しいです。計算量も少なく、大問1～3の見直しの時間が増えたと思いますので、平均点はアップするでしょう。

英語　59点

（令和5年度62.8点令和4年度61.1点令和3年度54.1点令和2年度54.7点）
平年並みの得点になりそうです。大問2の文章量が多く感じたようです。英作文は「最近感動したこと」がテーマで、簡単に書けた生徒とそうでない生徒に別れました。大問3と大問4は解答の根拠が例年よりわかりやすかったようです。

社会 59点

（令和5年度55.6点令和4年度49.2点令和3年度54.6点令和2年度57.0点）
記述以外満点の塾生が複数でているので若干の易化かと思います。大問2～大問4は正答のためのキーワードが定番のものが多く、きちんと問題演習をした受験生の得点が高くなるものと思います。今年も直前の授業で取り扱った内容が40点分ほど出題されたため、塾生は自信をもって解答できたようです。大問5問3のSDGｓ合意が結ばれた時期は易しかったようですが、大問6問1は簡単だったという声と難しいという声が別れました。社会の授業よりも小学生のころに伝記を読んだ経験に左右されている様子でした。

理科　59点

（令和5年度59.4点令和4年度61.4点令和3年度47.8点令和2年度53.4点）
塾生だけで言えば理科担当の予想が多く当たっていて、過去問よりも高得点を取れている生徒が多くなっていますが、平均点は平年並みと思われます。大問1と2は平年並みですが、大問3以降の状況設定の文章がどんどん長くなっているので、一問一答型の演習しかしていない受験生は難化したと感じているかもしれません。